受験勉強の進め方(数学編)
独学で、第一志望校に合格
こちらの記事を読む前に、下記の記事「受験勉強の始め方」もぜひご参照くださいね。
私は予備校には通わず、市販の参考書やオープンキャンパスに参加するといただける過去問などを利用しながら独学で受験勉強に臨みました。
その理由は「できるだけお金をかけたくなかったから」「得意・不得意分野に応じて自分のペースで勉強を進めたかったから」です。
当時、私は実家暮らしで家事などを家族にお願いできたこと、また勤務していたクリニックの休日が固定で労働時間も規則的、残業も少なかったため、仕事以外のほとんどの時間を受験勉強に充てることができたので、計画的にやれば独学でも合格できる!という確信を持っていました。
科目別学習の進め方
私が志望していた学校は、当時社会人入試を実施していなかったため、一般入試の対策のみに絞って受験勉強を進めていきました。
受験科目は国語、数学、英語の3教科と面接試験。
今回の記事では筆記試験3科目のうちの一つ、「数学(I・A)」の勉強の進め方のコツと独学で勉強に取り組む方におすすめの参考書を紹介していきます。
数学(I・A)
多くの看護学校では、「高校数学の基礎レベル」の出題が中心です。
ほとんどの看護学校で出題範囲とされている「数学I・A」は、標準的なカリキュラムの学校では高校一年生で学習する範囲となっています。そのため、難しい問題に取り組むよりも基本問題を確実に解けるようになることが数学を攻略するカギです。
主な出題分野とポイント
| 分野 | 具体例 | 意識するポイント |
| 計算 | 正負の数、分数、小数 | 計算ミスを減らす |
| 一次方程式 連立方程式 |
文章題含む | 立式の練習をする |
| 二次方程式 | 解の公式、因数分解 | 典型パターンを固める |
| 関数 | y=ax+b、y=ax2 | グラフの形と意味 |
| 図形 | 面積、堆積、相似 | 図を丁寧に描く |
| 確率・データ | 確率、平均値、中央値 | 表やグラフの読み取り |
高校基礎レベルの問題が出題されるとはいえ、数学は多くの社会人受験生が苦手とする「最大の壁」であり、それと同時に他の受験者と「最も差をつけられる科目」でもあります。
社会人受験生の方は「現役時代から何年も経っていて、分数の計算すら怪しい…」と不安になりがちですが、看護学校入試の数学は出題パターンがほぼ決まっているため、ポイントを押さえながら学習すれば得点源に変えることができます。
学習時の3つのポイント
①「中学数学」の復習からやる
高校数学(数学I・A)でつまずく原因の9割は、因数分解や展開、方程式といった中学レベルの計算の基礎が抜けていることだといえます。
「中学レベルからやらないといけないなんてめんどくさい!」と思う気持ちはわかりますが、東大レベルでも「小学校の算数からやり直す」発想が有効だと言われているくらい、基礎の徹底は大事なんです。
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理解できるまで繰り返し解く!
独学で勉強をする方で失敗しやすいのが、「いきなり受験問題を解こうとする」こと。いきなり過去問や受験問題に取り組むと、解き方がわからず「難しい⇨やっぱりできない」と諦めてしまいがちです。まずは基礎からしっかり固めて、「計算で躓かない状態」を作るのが先。
特にこの辺りの分野の基礎を固めるだけで、高校数学の吸収スピードが上がります!
おすすめの参考書・問題集
・中学3年間の数学が1冊でしっかりわかる本
中学で学ぶ基礎からしっかりと固めたい方にはこちらの本がおすすめです。ページ数も多くなく、数学に苦手意識のある方にも取り組みやすいです。
・『坂田アキラの医療看護系入試 数学I・Aが面白いほどわかる本』
実際に私も数学の基礎を勉強する際にこの参考書を使ったほど、以前から変わらず人気の参考書です。挿絵も面白く、解説がわかりやすく書かれているので数学に拒否反応を示してしまう方にもとてもおすすめです。
・『看護医療系の数学I +A』
丁寧な解説と必要最小限の問題量となっていて、厚みのある参考書だとやる気が出ない、気が進まないという方におすすめです。看護専門学校で実際に出題された問題が載っているなど、専門学校の入試対策に特化した参考書になっています。
・『よくわかる高校数学I・A』
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オールカラー&図版・イラストが豊富で視覚的にとても見やすく、文字ばかりの参考書が苦手な方にもおすすめです。学習内容と練習問題が対になっているので、理解が深まりやすい構成になっています。
参考書選びで迷っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
② 出題頻度の高い「4大分野」を徹底攻略
看護学校入試の数学は、以下の4つの分野の出題が全体の7〜8割を占めることが多いと言われています。
- 数と式

因数分解や平方根、不等式といった計算の基礎中の基礎
- 二次関数

頂点の求め方、最大・最小、グラフの読み取りなど
- 三角比

sin、cos、tanの基本と、正弦定理・余弦定理など
- 確率・データの分析

基本的な確率の計算、平均値・分散など
どんな内容だったか少し思い出したでしょうか?
私が一番苦戦したのは「二次関数」で、重点的に何度も何度も参考書を見ながら問題を解くようにしました。基礎固めの時点では、参考書は内容が詰め込みすぎていないものでかつカラーのもの、挿絵が自分好みのものを選ぶようにして、数学が嫌にならない工夫をしながら勉強に取り組みました。
例えばこんな問題。
①まず食塩の量を求める(100×0.05、100×0.1)
②食塩の量の合計を出す(5+10)
③全体量で割る(15÷200×100=7.5%)
なぜ濃度の問題が看護学校で頻出するのかというと、実際の看護の現場では点滴などの作成時に薬液の希釈、濃度計算が求められる場面があります。そのため、入試問題でも計算力を問われますのでしっかりと対策していきましょう。
③ 「解き方のパターン」を暗記する
数学は、問題を見てその場で考えるといった「ひらめきで解くもの」ではなく、「知っているパターンの組み合わせ」です。
試験会場で「どう解こうかな…」と悩んでいる時点で準備不足。
問題を見た瞬間に、「あ〜、このパターンね!」とペンを持つ手が勝手に進むくらいに、同じ問題を繰り返して解き方を定着させることが大事なポイントです。
そのためのポイントは2つ。
- 参考書を必要最低限に絞る(基礎参考書、問題集or過去問の二冊で十分)
- 同じ問題集を最低でも3回は繰り返す
数学の受験勉強においてのゴールは、「公式を理解した」ではなく公式を使いこなして「自力でスラスラと解ける状態」にすること。
そのためには同じ問題集を何度も繰り返し解いて、解き方のパターンを身につけていきましょう。
【番外編】YouTubeも活用しよう!
「どうしても参考書だとやる気が出ない…」「文字ばかりだと頭に入ってこない」という方は動画で学ぶのもおすすめです。
・「とある男が授業をしてみた」
https://www.youtube.com/@toaruotoko
(勝手にリンクを貼らせていただいてるけど大丈夫かな…)
私が受験勉強をしていた頃は、今ほどYouTubeが盛んではなかったので参考書がメインでしたが、今ではとてもわかりやすく解説してくださる動画がたくさんあります。
その中でもおすすめなのがこの方の動画。
ホワイトボードを使って授業形式で解説してくれるのですが、一本10〜15分程度の動画にまとめられていて、解説もとてもわかりやすいです。
まとめ
今回の記事では、看護学校受験ではほぼ避けて通れない、数学(I・A)の具体的な勉強法とおすすめの参考書についてまとめてみました。
- 「中学数学」の復習からやる
- 出題頻度の高い4大分野を徹底攻略
- 「解き方のパターン」を暗記する
苦手意識のある社会人受験生の方が多い数学ですが、みんなが苦手な分野で確実に点数を取ることができれば、他の受験生と差をつけることができるため合格への道は近くなります。そして確実に点数を取るためには、「基礎を徹底的に固める」ことが大切。
今回の記事が、皆さんの勉強を効率的に進める手助けになればうれしいです。
次回のブログでは、「英語」の勉強法、独学で勉強を進めていくにあたってのおすすめの参考書」などについて解説していきたいと思います。
ぜひご覧ください!


