独学で、第一志望校に合格

こちらの記事を読む前に、下記の記事「受験勉強の始め方」もぜひご参照くださいね。

受験勉強の始め方社会人受験生の最初のハードル 看護師になるためには、まず看護学校に入学するという最初の試練があります。 社会人から看護師を目指す...

私は予備校には通わず、市販の参考書やオープンキャンパスに参加するといただける過去問などを利用しながら独学で受験勉強に臨みました。

その理由は「できるだけお金をかけたくなかったから」「得意・不得意分野に応じて自分のペースで勉強を進めたかったから」です。

当時、私は実家暮らしで家事などを家族にお願いできたこと、また勤務していたクリニックの休日が固定で労働時間も規則的、残業も少なかったため、仕事以外のほとんどの時間を受験勉強に充てることができたので、計画的にやれば独学でも合格できる!という確信を持っていました。

科目別学習の進め方

私が志望していた学校は、当時社会人入試を実施していなかったため、一般入試の対策のみに絞って受験勉強を進めていきました。

受験科目は国語、数学、英語の3教科と面接試験。

今回の記事では筆記試験3科目のうちの一つ、「英語I・II」の勉強の進め方のコツと独学で勉強に取り組む方におすすめの参考書を紹介していきます。

英語コミュニケーションとは

看護大学や看護専門学校の一般入試では、多くの学校で英語が必須科目となっていますが、高校基礎〜標準レベルの問題が中心で、難しい英語を読む力よりも「基礎英語を正確に使えること」がカギとなります。

ところで、「英語コミュニケーション」「英語」はどう違うの?と思うかもしれません。

英語コミュニケーションとは、2022年度から始まった新しい学習指導要領のもとで、多くの学校ではIは高校一年生、IIは高校二年生で学習する内容です。

「英語」とは

英語という「言語そのもの」や「教科名」を指す一般的な言い方で、文法や単語・熟語、発音、読解や作文など、知識としての英語全体を広く指します。その一方で、

「英語コミュニケーション」とは

・目的や場面、状況に合う形で
・聞く、読む、話す、書くの4技能を使い
・実際に情報や考えをやりとりする力を伸ばす

つまり、知識として英語を覚えるよりも「英語を使って人とやりとりすること」に重きを置いた科目になっています。わかりやすくいうと、

英語コミュニケーション

長文読解メイン

といえます。それなら長文を読む練習だけすればいいんだ!と思われるかもしれませんが、英語の長文を読むためには、

  1. 単語の語彙力
  2. 熟語
  3. 英文法
  4. 読解力

といった総合的な力が必要になるため、いきなり長文を読むことからスタートするのではなく、英単語や文法などの基礎から始めていくことが確実に合格を掴み取るための道になります。

学習時の5つのSTEP

確実に合格を掴むための英語学習時のステップを5つにまとめました。

  1. まず「中学英語」を完成させる
  2. 英単語を毎日少しずつ覚える
  3. 英文法問題を解いていく
  4. 長文読解を解いていく
  5. 過去問を中心に仕上げる

ご自身の得意・不得意や英語の定着レベルに合わせて、どのステップから取り組んでも構いません。基礎の中学英語や英単語に自信のある方は、3️⃣英文法問題からどんどん解いていきましょう!

① まず「中学英語」を完成させる

国語、数学についても同様ですが、英語に関しても特に苦手意識のある方は、まず中学英語からスタートしていきましょう。

なぜここまで基礎からやることをお勧めしているかというと、看護学校の入試においては英語に限らずどの科目においても、難問よりも「高校一年生から高校二年生で学習する範囲の、基礎〜標準レベルの出題が多い」からです。

  • be動詞/一般動詞
    am、is、are、do、does、play
  • 時制(過去・現在・未来)
    was、did、would、will
  • 助動詞
    can、could、must、will
  • 不定詞
    to do
  • 動名詞
    playing
  • 比較
    taller than〜、the tallest
  • 受動態
    is seen、were taught
  • 現在完了
    have done、has gone
  • 関係代名詞
    what、who、where、whoseなど

中学英語のやり直しにおすすめの参考書

・中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。

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この参考書は、英語が苦手な方に特におすすめしたい参考書です。

中学で学習する範囲の英語をイラスト付きで楽しく、わかりやすく学ぶことができる一冊になっています。実際に私自身も、社会人になってから英語を学び直したいと思った時(実は看護師として海外で働くことに憧れていたことがあり、この参考書から始めてTOEIC700点を取りました!)に最初に購入した参考書がこちらでした。

このように、英語が苦手でも視覚的に楽しめるように工夫されていて、中学英語を基礎から復習するのにぴったりの内容になっています。

② 英単語を毎日覚える

長文読解の問題を解くにあたって、切っても切り離せないのが英単語の語彙力です。

書かれている単語の意味がわからなければ、内容があやふやなまま単語の意味を推測して読み進めていかなければならなくなるため、文脈の捉え違いに繋がりやすく解答に迷いが生じてしまいます。

英単語は「暗記」ではなく「出会う回数」を増やす方が効果的!

社会人の英単語暗記は、「記憶力」に頼るのではなく「反復することでの確実な定着」を目指すのをおすすめします。10代の頃のように直前の詰め込みや力技での暗記は、その場では覚えたつもりになっていても実際は記憶から抜けやすいです。

効率的かつ確実に英単語を定着させるコツはこの4つ!

①1回で覚えようとせず、出会う回数を増やす

脳は何度も目にする情報を記憶しやすいです。

1日10個を1度で完璧に覚えようとするより、1日100個を毎日なんとなくでも眺めて単語帳を何周も繰り返す方が圧倒的に定着します。

②「スキマ時間」を有効活用する

英単語のためにわざわざ机に向かって時間を割くのは非常にもったいないです!通勤時間や待ち時間、休憩時間などのスキマ時間を活用しましょう。

③「音声」と一緒に覚える

英単語を覚える際に効果的なのが、発音しながら覚えること。現在ではCDが付属していたり音声をダウンロードできる参考書が増えています。正しい発音を知り、声に出しながら覚えることで脳への刺激が増えて記憶に残りやすくなります。

④「医療・看護系の単語」を逃さない

看護系学校の入試では、一般の入試に比べて医療や看護に関わる単語や文章が出題される可能性があります。

patient(患者)treatment(治療)symptom(症状)prevention(予防)などといった、医療や看護に関わる単語が出てきたときは特に意識して覚えるようにしましょう。

おすすめの英単語帳

・英単語ターゲット1200

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ターゲットシリーズはほとんどの受験生が使用するほど有名な英単語帳で、こちらの『ターゲット1200』は高校必修・入試基礎レベルの英単語や熟語をマスターできます。

また、音声が聞ける無料ダウンロード・ストリーミングサービスも付いており、発音しながら英単語を習得できます。ターゲットは1200以外に1400、1900とありますが、基礎的な学力が問われる看護学校の入試レベルでは1200もしくは1400で十分かと思います。

私は英語が比較的好きで得意だったので、英単語単体で覚えるというよりは演習問題や過去問を解きながら、わからない単語が出てきたときに調べて覚えていくというやり方で進めていきました。

③ 英文法問題を解いていく

中学英語の基礎、英単語がある程度身に付いたら実際に問題を解いていきましょう。

文法問題の出題比率が高い看護学校もあるので、ここで確実に点数が取れるようにしておくと有利です。文法問題を解く「コツ」は

「空所の前後」に着目すること!

文法問題の多くは、文全体を完璧に訳さなくても空所のすぐ前後にある「ヒント」だけで瞬時に答えを導けるようになります。例えば、

  • 空所の前に「look forward to」があれば、後ろは必ず〜ingの形(動名詞)が続く
  • 空所の前に「have」があり、文末に「for 3 years」があれば動詞は現在完了形の過去文詞を選ぶ

といったように、空所の前後を見てから選択肢を見たときに「時制」「助動詞」「不定詞」などといった「文法のテーマ」を予測して解けるようになると、1問数秒で解けるようになり、長文読解に時間を回すことができます。

英文法おすすめの参考書

・Next Stage英文法・語法問題

この参考書は、入試に頻出の「文法」「語法」「イディオム」「会話表現」「単語・語い」「アクセント・発音」などがわかりやすくまとめられた「スーパー整理本」です。

入試本番まで時間に余裕のある方、英語・英文法が苦手な方は英文法専用の参考書を購入することをおすすめします。

④ 長文読解を解いていく

英語の長文読解は配点が最も高く設定されていることも多く、合否を分ける「最大の山場問題」といえます。

余裕を持って長文読解問題に取り組める時間を残せるように、単語や文法問題はできるだけ素早く解けるようにしておきましょう。

長文問題を効率よく、正確に解くためのポイントはこの4つ。

  1. 「設問」を先に読んで、探すべき情報を決める
  2. 段落の「最初と最後」を重点的に読む
  3. 「逆接の接続詞」の直後に注目する
  4. 知らない単語は「前後」から推測する

① 「設問」を先に読んで、探すべき情報を決める

問題を解くときにまず本文から読んでしまいがちですが、それはNG!

まずは設問を読み、「何が問われているか」を先に頭に入れておくことで、本文を読む際にその設問の「答えが書いてある場所」にアンテナを張ることができます。

② 段落の「最初と最後」を重点的に読む

英語の文章には「1つの段落に1つのアイデア」が書かれ、特に第一段落の最初と各段落の一行目には、その段落で言いたいこと(トピックセンテンス)が書かれていることが多いです。

全部の文章を100%の力で訳すのではなく、段落の最初と最後を特に丁寧に読み、中間は「たとえ話かな?」と少し力を抜いて読むことで全体の流れを速く掴めます。

③ 「逆接の接続詞」の直後に注目する

国語の文章問題と同様、筆者が主張したいことは「逆接」の後に続きます。

But(しかし)However(しかしながら)In fact(実際は)

これらの単語が出てきたら、その後の文章が「最も重要な主張」である可能性が高いです。設問の答えもこの周辺に隠れていることが多いため、印をつけておくなどしてすぐに見つけられるようにしておきましょう。

④ 知らない単語は「前後」から推測する

長文を読んでいると、英単語を覚えていても難易度の高い知らない単語にいくつか出会うこともあります。

そこで立ち止まってしまいがちですが、その単語が「プラスのイメージの単語か」「マイナスのイメージの単語か」だけでも前後の文脈から推測します。

「and」で繋がれていれば並列や追加の可能性が高く、前の単語と似たような意味
「but」であれば逆接になるため、前の単語とは反対の意味

このようにだいたいのイメージだけでも掴めると、文章の意味が推測しやすくなります。

⑤ 過去問を中心に仕上げる

過去問を解くにあたってのポイントはこの4つ。

  1. 時間配分のシュミレーションをしながら解く
  2. 「なぜ間違えたか」を振り返る
  3. 志望校の出題のクセを掴む
  4. 繰り返し解いて正答率を100%に近づける

① 時間配分のシュミレーションをしながら解く

英語の試験で最も多い失敗は「最後まで解き終わらないこと」です。

もっとも解くのに時間がかかると言われている長文問題にできる限り時間を回せるよう各問題の時間配分を考え、何度も繰り返します。

私が実際にやっていたこと

  • 実際の試験時間より10分早くタイマーを合わせて解く
  • 最後の長文問題に割く時間を先に決めて、残りの時間で文法問題などを解く練習をする

② 「なぜ間違えたか」を振り返る

どの科目にもいえることですが、問題の解きっぱなしは厳禁です。

自分の解答と正しい解答を照らし合わせて、間違えた理由を自分で納得できるまで必ず分析するようにしましょう。

・単語・熟語を知らなかったノートなどに書き出して覚える
・文法問題でミスをした参考書に戻って基礎から復習する
・時間が足りなかった問題を解く順番を変えたり、時間を決めて速読の練習を繰り返す

③ 志望校の出題のクセを掴む

看護学校の入試では基礎的な学力を問われることが多いですが、学校によって問題や出題傾向に特徴が見られることがあります。

  1. 文法問題が多いか、長文読解がメインか?
  2. 医療系のテーマの出題が頻出か、日常会話が多いか?
  3. 和訳や英訳などの記述式はあるか?

などといった傾向をあらかじめ掴むことができれば、効率的に学習を進めていくことができます。また、出題パターンに慣れることで解く時間の短縮にもつながります。

④ 繰り返し解いて正答率を100%に近付ける

一度解いた問題は答えを覚えてしまって意味がないと思われがちですが、英語は別です。

最低でも過去問を3周すれば、「速読する力」「時間内に問題をすべて解く力」「出題傾向」を身につけることができます。

解き方のポイント

1周目:今の実力を知り、弱点を見つける
2周目:解説を理解した上で自力で解けるか確認する
3周目:全文をスラスラ読み、すべての選択肢の正解・不正解を説明できるようにする

受験勉強後半は、問題を何度も解いて着実に力をつけていきましょう!

まとめ

今回の記事では、看護学校受験における英語の具体的な勉強方法のポイントとおすすめの参考書についてまとめました。

英語学習におけるポイント
  1. まず「中学英語」を完成させる
  2. 英単語を毎日少しずつ覚える
  3. 英文法問題を解いていく
  4. 長文読解を解いていく
  5. 過去問を中心に仕上げる

看護学校の入試では、英語においても基礎的な学力を問う問題が多いです。回り道に見えるかもしれませんが、特に英語が苦手な方は「単語」「文法」などの基礎に戻って学習を進めていくことをおすすめします。

基礎を固めて自信をつけ、看護学校合格を目指しましょう!

今回の記事が、皆さんの勉強を効率的に進める手助けになればうれしいです。

次回のブログもぜひご覧ください

ABOUT ME
Hana
事務職での社会人経験を経て、29歳で看護師に転身。看護師歴8年目。学費・勉強法・実習の乗り越え方、そして就職・転職のリアルな体験談を本音で綴ります。同じように看護師へのキャリアチェンジを考えている方の背中を押せたらうれしいです。